実習前日。
高いお金を払ってダラけた時間を過ごしていた私。そんなモヤモヤメーターが上昇している最中、さらに追い討ちをかけるようなスクールスタッフの発言が…。
スタッフ:「明日からの実習は英語でやってね」だとさ。
本来であれば日本語でレッスンをするはずだったのに突然の変更。それも「今日の晩御飯はカレーよ」ってな感じにシレッと伝えてきた。
世界共通語は英語なのは私でも知っている。でも、でもだ、タイ人よ、よーく聞いてほしい。変更するなら、もっと早く伝えるタイミングがあったんじゃないかい?
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私:「実習内容を英語に書き換えて、それを暗記する時間が必要だから難しいよ」
スタッフ:「大丈夫だよ。そんなにシリアスに考えなくても」
私:「じゃあ、テキストに英語で実習内容を書き込んで、それを見ながら授業をしてもいい?」
タイ人:「テキストは見ちゃダメだよ」
私:「なら、あなたは明日から日本語で講義してって言われたらすぐにできるの?」って、もうね半笑いよ。
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タイ人相手に粘り強く交渉した甲斐あって、テキストに書き込んだ英語はみてもいいことに。まっ、だからといってピンチなのは変わりないけどね。
その夜から自由時間はすべて、英語の実習内容づくりに費やした私。マッサージの勉強にタイまで来たのに、まさかの英語の猛勉強。なんてこった!
そんでもって実習で受けもつクラスの生徒は、フランス人の男性、スイス人のご夫婦、マレーシア人の男性、日本人女性の5人だと。
もぉー、英語が母国語の生徒がひとりもいないじゃん!でもあれだ、頑張るけどさ……、英語。