専門コースに入ってからは、とにかく修了証だけもらえればいいやって半ば諦めに近い心境になっていた。粛々と授業を受け続けるだけの私。
授業の度に、洗脳DVDの視聴と高額品の押し売り。テキストがない口伝での授業。手技への質問の応えは相変わらずの「カンタンでしょ」の一辺倒。「生徒=お金」としか思っていないこのブレなさが、ある意味スゴイ学校だな…と。
当然のように専門コースの修了と同時に師範コースにすすむように促されたけれど、もちろんお断り。またもや師範コース専用の道具とセットですすめてきたから、半笑いでお断りですよ、もう 笑。
同期や他のクラスの中には、高いお金を次々に払って頑張って勉強していた人もいたので全否定はしないけれど、残念なことに私は、正直この学校には嫌悪感しか残っていない。鍼灸師や柔道整復師の国家資格と比較してお金と時間がかからないってことを吹き込んで入学させて、最終的には数百万円をもぎとるってどう考えてもやり過ぎでしょ。
修了してから連絡をとったある同期が、「私だまされていた」って口にした時にはため息しかでなかった。当時は学校を信用しきって頑張っていた同期も、結局は自宅開業はおろかセラピストにもなっていない現実。
高すぎる授業料を払って社会勉強をさせてもらった、そんな風に思うしかないのはちょっと悲しすぎる…。
遠のくセラピストへの道
投稿日:2019.04.17 更新日: